
夏には珍しい霧の深い朝だった。
慌てて着替えまだ充分に覚めていない体を何とか車に押し込めて出かけた。目的の場所についてみると橋はすっぽりと霧の中、周りの余計なものを隠してくれてまるで違った風景。
カメラを構えていると、不意に何処からとも無く釣り人が現れた、こんなシーンに釣り人だなんて願っても無いことなのでありがたく撮らせてもらった。
撮影が一段落してふと空を見ると明るくなっている場所がある。
急いで車を走らせると、まさに太陽が霧の中から顔を出した瞬間。

田んぼの稲と遠くに見える桜並木がとてもよい感じ。
そしてさらに移動すると

大好きな橋がほの暗い手前から明け始めた対岸に向ってまるで夜明けに向って架けられた橋のように見える。
そんな事を思いながらシャッターを切っているうちに霧は見る見る消えていった。
こんな日に寝坊をせずに良かったと思った。
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